ギター 弦 交換 一本 だけでも大丈夫?初心者さん向けやさしい判断ガイド
「弦が1本切れちゃった…全部張り替えなきゃダメ?」「お金もかかるし、自分でできるか不安…」そんな悩みを抱えていませんか?ギター初心者にとって、弦交換は最初のハードルのひとつ。
実は、「一本だけ交換するか、全部交換するか」という判断には、基本的な考え方(考え方)がとても大切です。この考え方を知っておくことで、初心者でも落ち着いて最適な選択ができるようになります。
でも大丈夫です。この記事では、一本だけ交換していい場合とそうでない場合、そして初心者でもできる基本の手順まで、やさしく解説していきます。
結論:基本は「全交換」、でも状況によっては一本だけでもOK
まず結論からお伝えします。
原則として、ギターの弦は1本だけ切れた場合でも「全ての弦を交換したほうが音はそろいやすい」です。
ただし、これには大事な例外があります。
張り替えてから数日〜1週間以内であれば、切れた弦だけ交換しても実用上ほとんど問題ありません。
「今すぐ練習したいのに…」「お小遣いが心配で全部買うのはちょっと…」という気持ち、よくわかります。弦のセットは1,000円前後しますし、せっかく新しくしたばかりなのにまた全部というのは、正直もったいないですよね。
そんなときは、状況に応じて一本だけの交換を選んでも大丈夫です。
奈良・京都・大阪に店舗を持つ天理楽器では、バラ弦(1本売りの弦)の購入や、「これって全部替えたほうがいい?」といった相談も気軽にできます。迷ったときは、まずお店で聞いてみるのもひとつの方法ですよ。
なぜ1本だけ交換より「全交換」が基本と言われるのか
「なぜプロや経験者は全交換をすすめるの?」と疑問に思う方もいるでしょう。その理由を、初心者にもわかりやすくお伝えします。
1本だけ交換した場合の音質・チューニングのバランスの問題
1本だけ新しい弦にすると、その弦だけ明るい音になり、他の古い弦と音質のバランスが崩れます。新しい弦はきらびやかな音がしますが、古い弦はこもったり生気のない音になりやすく、和音を弾いたときにまとまりのない音になってしまいます(特にアコースティックギターやクラシックギターではこの差が目立ちます)。
また、古い弦はチューニングが狂いやすくなるため、1本だけ新しい弦を混ぜるとチューニングの安定度も下がります。新品の弦は張ったばかりだと伸びやすく、古い弦は伸びきっているため、性質の違いからチューニングがズレやすくなります。
全て交換することで音質やチューニングの安定性が保たれる
全ての弦を交換することで、音質やチューニングの安定性が保たれます。弦の古さが揃っていると、和音の響きもまとまりやすく、演奏中に何度も音を合わせ直すストレスも減ります。特に、弦を張ってから1週間以上経っている場合や、音がこもってきた・チューニングがすぐ狂うといった症状が出ている場合は、全交換がおすすめです。
全ての弦を最近交換した場合は1本だけでも問題が少ない
ただし、全ての弦を最近(数日〜1週間以内)交換した場合は、1本だけ交換しても音質やチューニングのバランスに大きな問題は出にくいです。弦の寿命がほぼ同じなので、実用上ほとんど気になりません。
見た目やさび問題
古い弦と新しい弦が並ぶと、見た目もバラバラになります。また、サビた弦は指を痛める原因にもなり、演奏感も悪くなります。
アコギでもエレキでも、「弦の古さをそろえる」のが気持ちよく弾くコツです。これを頭に入れておくと、交換のタイミングを判断しやすくなりますよ。
ギターの弦の特徴と選び方の基礎知識
ギターの弦は、楽器の音質や演奏感に大きな影響を与える大切なパーツです。弦の種類やゲージ(太さ)によって、ギターの音色や弾き心地が大きく変わるため、弦選びはとても重要です。
スチール弦とナイロン弦の違い
まず、ギターの弦には大きく分けて「スチール弦」と「ナイロン弦」があります。スチール弦は、アコースティックギターやエレキギターでよく使われており、明るくシャープな音色が特徴です。バンド演奏やポップス、ロックなど幅広いジャンルで活躍します。一方、クラシックギターで使われるナイロン弦は、柔らかく温かみのある音色が魅力。指で弾くスタイルや、クラシック、フラメンコなどの演奏にぴったりです。
弦のゲージの選び方
また、弦のゲージ(太さ)も選び方のポイントです。細い弦は押さえやすく、初心者や指の力に自信がない方におすすめ。太い弦は音に厚みが出て、しっかりとした音質を求める方や、力強い演奏スタイルに向いています。最初は標準的なゲージの弦を選び、演奏を重ねる中で自分の好みや演奏スタイルに合った弦を見つけていくのが良いでしょう。
弦選びの楽しみ
弦の種類やゲージによって、ギターの音色や演奏感が大きく変わるので、いろいろ試してみるのもギターの楽しみのひとつです。自分に合ったギターの弦を見つけて、より快適な演奏を楽しんでくださいね。
「一本だけ交換でOK」になる具体的なケース
では、どんなときなら一本だけの交換で問題ないのでしょうか?以下のケースに当てはまるなら、切れた弦だけを替えても大丈夫です。
一本だけ交換しても問題ないケース
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張り替えてから数日〜1週間程度しかたっていない
他の弦もまだ新しい状態なので、音質の差はほとんど気になりません。 -
弦が切れた原因が明らかにミスだった場合
ペグの巻きすぎ、チューニング時の張りすぎなど。他の弦の寿命はまだ残っているので、一本交換で十分です。 -
練習用で「まずは弾ければ十分」という人
音の微妙な違いよりも、コストや気軽さを優先してOK。上達してから音質にこだわっても遅くはありません。
バラ弦という選択肢
多くの楽器店やオンラインショップでは、バラ弦(単品弦)が販売されています。頻繁に特定の弦が切れる場合は、バラ弦を購入することでコストを抑えられます。また、バラ弦はセット弦より1本あたりの価格は高めですが、必要な弦だけ交換できるため無駄がありません。ブランドや種類も豊富に選べます。amazonなどのオンラインマーケットプレイスでもバラ弦が豊富に取り扱われており、手軽に購入できるのも魅力です。楽器店の店頭でも、スタッフに相談しながら選ぶことができます。
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弦の種類 |
1本あたりの価格目安 |
|---|---|
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アコギ弦 |
100〜200円程度 |
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エレキギター弦 |
80〜150円程度 |
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クラシックギター弦 |
150〜300円程度 |
バラ弦はセット弦に比べて1本あたりの単価が高くなる傾向がありますが、必要な弦だけを交換できるため無駄がありません。特定の弦が頻繁に切れる場合は、バラ弦を利用することで経済的です。ブランドや種類も豊富に選べるので、自分のギターや好みに合わせて選択できます。
天理楽器の店頭では、「何弦が切れたんですが、どれを買えばいいですか?」と相談しながら選ぶこともできますよ。天理楽器

「全部交換したほうがよい」タイミングの目安
次に、全交換をおすすめするタイミングを整理しておきましょう。
時間の目安
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演奏頻度 |
全交換の目安 |
|---|---|
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1日1時間くらい弾く人 |
1か月〜2か月 |
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週に数回弾く人 |
2か月〜3か月 |
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たまにしか弾かない人 |
3か月以上たったら検討 |
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張ってから1週間以上しっかり弾いていて、そこから1本切れた場合は、全交換がおすすめです。 |
状態で判断するサイン
以下のような症状があれば、交換を検討しましょう。
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音がこもって聞こえる
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チューニングがすぐ狂う
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弦が黒ずんでいる、またはサビている
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弦を押さえた指が汚れる
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弦がザラザラしている
大事なイベント前は全交換のチャンス
部活の発表会やライブ、文化祭など、大切な演奏の前に「一本だけ切れた」というときは、思い切って全交換しておくと安心です。本番中に他の弦も切れる心配が減りますし、新しい弦の明るい音で演奏できますよ。
アコギ・エレキ別:一本だけ交換するときに気をつけたいポイント
アコースティックギターとエレキギターでは、弦交換の方法に少し違いがあります。ここでは、それぞれの注意点を見ていきましょう。
また、楽器店ではバラ弦の品揃えが豊富で、スタッフがプレイヤーのニーズに合わせておすすめを提案してくれることも多いので、一本だけ弦を交換したい場合は楽器店を利用するのも便利です。
共通する注意点
どちらのギターでも、以下の点は必ず守ってください。
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弦を必ずゆるめてから外す(張ったままで切るとテイルピースなどを傷める可能性があります)
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ペグに無理な力をかけない
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弦が跳ねて手や顔にあたらないよう注意(特に細い1弦・2弦は危険です)
アコギ向けの注意点
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ブリッジピンの抜き方:専用のピン抜きがあると便利ですが、なければコインなどで優しく持ち上げます
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ボールエンドをしっかり奥まで入れる:浅いと演奏中に弦が外れる原因になります
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サウンドホールに物を落とさない:ピンや弦の切れ端が中に入ると取り出すのが大変です
エレキ向けの注意点
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テールピースやブリッジから弦を通す向き:機種によって裏通し、表通しがあります
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トレモロ搭載モデル:一気に全弦を外すとブリッジが動いてしまうことがあるので、1本ずつ交換するか、ブリッジを固定してから作業すると安定感が増します
奈良・京都・大阪の天理楽器店頭なら、実物のギターを見ながらスタッフが安全なやり方を説明できます。「自分のギターの場合はどうすればいい?」という疑問も、その場で解決できますよ。
一本だけ弦を買うときの選び方(ゲージ・種類)
一本だけ弦を買うときは、今ついている弦と同じものを選ぶのが基本です。
弦のパッケージに書かれている情報をチェックしましょう。
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メーカー名(ダダリオ、エリクサー、マーチンなど)
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シリーズ名(EJ45、Phosphor Bronzeなど)
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太さ(ゲージ)(.009、.010、ライト、ミディアムなど)
これらをそろえると、他の弦との違和感が少なくなります。
どの弦かわからない場合は、ギター本体をお店に持ってきてもらえれば、スタッフが太さを測ったり、近いブランドの弦を提案することもできます。
初心者は「細めの弦(ライトゲージなど)」のほうが押さえやすい傾向にありますが、急に太さを変えると演奏スタイルに合わなくなったり、ギターの調整が必要になる場合もあるので注意してくださいね。

初心者でもできる「一本だけ弦交換」の基本手順
ここからは、実際に一本だけ弦を交換する手順を解説します。
用意するもの
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新しい弦(1本)
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ニッパーか弦切り(ハサミは弦を切りにくく、壊れることもあるので避けましょう)
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チューナー(ヘッドに取り付けるタイプが便利)
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あればクロス(掃除用)
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あればストリングワインダー(ペグを速く回せる道具)
手順
手順1:弦をゆるめて外す
切れた弦、または交換したい弦をペグ側からゆっくりゆるめます。「だるんだるん」になるまでしっかりテンションをゼロにしてから、ペグの穴から弦を抜きます。
手順2:ブリッジ側から弦を抜く
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アコギの場合:ブリッジピンを抜いて、弦を引き抜きます
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エレキの場合:ボディ裏、またはブリッジから弦を抜きます
手順3:新しい弦を通す
新しい弦をブリッジ側から通します。
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アコギ:ボールエンドを穴の奥までしっかり入れ、ピンで固定
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エレキ:ブリッジの穴やテールピースから弦を通し、ヘッド側へ
ペグの穴に弦を通すとき、2〜3周巻けるくらいの余裕を持たせるのがコツです。目安は「その弦を通すペグ穴の1つ隣の穴あたり」で90度に曲げる長さです。
手順4:ペグに巻いていく
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最初の巻きは穴の上側に
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2回目以降は穴の下側に向かって巻く
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弦が重ならないように、きれいに下へ巻いていく
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ゆっくり音程を上げていき、巻きすぎて弦が切れないよう注意
手順5:チューニングして安定させる
チューナーで音程を合わせたら、弦を軽く引っ張ってなじませます。1フレット、12フレット、ピッキング位置あたりで数回引っ張ると、弦が早く安定します。
チューニングがズレたらもう一度合わせ直し、これを何回か繰り返すと安定感が増していきますよ。

よくある失敗と、天理楽器でお手伝いできること
初心者がやりがちな失敗には、こんなものがあります。
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弦を張りすぎて、またすぐ切れてしまう
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ペグに弦を絡ませすぎて、見た目がぐちゃぐちゃになる
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弦の端で指を切ってしまう
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「怖くて最後まで巻けない」「途中でわからなくなった」
これらは多くの初心者が経験することなので、恥ずかしいことではありません。
奈良・京都・大阪の天理楽器では、以下のようなサービスで対処法をお伝えしています。
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店頭での弦交換サービス:スタッフが作業を代行します
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一緒に弦交換を練習:「まずは1本だけ一緒に張り替えてみて、次は自分でやってみましょう」というスタンスでお手伝いします
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弦選びの相談:どのゲージ、どのメーカーがいいか迷ったらお気軽にどうぞ
料金の詳細は店舗によって異なりますが、まずは「ちょっと見てほしい」という相談からでも大丈夫です。
弦交換後の最終チェックポイント
弦交換が終わったら、ギターの状態をしっかりチェックすることが大切です。ここでは、弦交換後に確認しておきたいポイントをまとめました。
弦の張り方の確認
- [ ] 弦がしっかりとペグやブリッジに固定されているか
- [ ] 余分な弦が飛び出していないか
チューニングの安定性
- [ ] 各弦が正しい音程になっているか
- [ ] 弦交換直後は弦が伸びやすいので、何度かチューニングを繰り返して安定させる
音質・演奏感のチェック
- [ ] 実際に弾いてみて、音色がクリアでバランスが取れているか
- [ ] 弦の押さえ心地やピッキングの感触が良好か
- [ ] 違和感があれば、弦の巻き方や張り具合を見直す
ネック・ブリッジの状態
- [ ] ギターのネックやブリッジの状態を確認
- [ ] 弦交換によってネックの反りやブリッジの高さに変化が出ていないか
- [ ] 必要に応じて調整を行う
弦交換はギターのメンテナンスの基本です。しっかりと最終チェックを行い、気持ちよく新しい音色を楽しんでくださいね。
弦を長持ちさせて「一本だけ切れ」を減らすコツ
弾き方や演奏スタイルによって弦の寿命や切れやすさが変わることがあるため、適切な弾き方を身につけることが大切です。
こまめなケアで、弦切れの頻度を減らすことができます。
日常のお手入れ
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演奏後にクロスで弦を軽く拭く:これだけでサビや汚れを防げます
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指板も一緒に拭く:汗や皮脂が弦の劣化を早めます
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ケースにしまう前にひと拭き:特に夏の湿気が多い日本では重要です
避けたほうがいい弾き方
弾き方や演奏スタイルによっては、弦が切れやすくなることがあります。特にチューニングを極端に上げ下げする「遊び弾き」を続けると、細い1弦・2弦は特に切れやすくなります。適切な弾き方や演奏スタイルを身につけることで、弦の寿命を延ばし安定した音を保つことができます。演奏環境として適切な張力を保つようにしましょう。
長持ちする弦を選ぶオプション
長く持たせたい人には、コーティング弦など寿命が長めの商品もあります。通常の弦より価格は高めですが、交換頻度が減るので結果的にコスパが良い場合も。
天理楽器の店頭では、実物を見比べながら「どんな違いがあるの?」という質問にもお答えできますよ。

まとめ
まとめ:迷ったら無理せず相談を。まずは一本交換からでも大丈夫
この記事のポイントを整理しておきましょう。
|
状況 |
おすすめの対応 |
|---|---|
|
弦を張って1週間以内に切れた |
一本だけ交換でOK |
|
1週間以上経ってから切れた |
全ての弦を交換がおすすめ |
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音がこもる・弦がサビている |
全交換を検討 |
|
ライブや発表会前 |
思い切って全交換 |
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**ギターを続けるうえで、弦交換はゆっくり覚えていけば大丈夫です。**最初は誰でも不安ですし、失敗することもあります。でも、何度か経験するうちに必ず慣れていきます。 |
奈良・京都・大阪エリアにお住まいの方は、ぜひ天理楽器の店舗に足を運んでみてください。
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弦を実際に見てみる
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新しい弦に張り替えたギターを試奏して、音の違いを体験する
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スタッフにギターの状態を見てもらう
こんなことが気軽にできます。
「まずは切れた一本だけ持ってきていただいても大丈夫です。」
学校帰りや仕事帰りに、ふらっと立ち寄って相談してくださいね。購入するかどうかは後で決めればいいんです。
この記事が、ギターをやめてしまうきっかけではなく、「もう一度触ってみよう」と思えるきっかけになれば、とてもうれしいです。あなたのギターライフを、天理楽器は応援しています。


