ギター初心者が最初にやること|チューニング・コード・練習のコツを天理楽器が解説
ギターを手にしたばかりのとき、「何から始めればいいかわからない」という気持ちはとても自然なことです。チューニングの仕方も、コードの覚え方も、練習の続け方も、最初はわからないことだらけで当然です。この記事では、ギター初心者の方が最初にやること・覚えることを、順番に丁寧に解説していきます。
ギターを弾く前にまずやること:チューニングとは何ですか?
チューニングとは、ギターの6本の弦を正しい音の高さに合わせる作業のことです。どんなに頑張って弾いても、チューニングがズレていると音が変になってしまいます。演奏のたびに必ず行う、最初の習慣として身につけておきましょう。
ギターの6本の弦にはそれぞれ名前があり、太い弦から順に次の音に合わせます。
- 6弦(一番太い):E(ミ)
- 5弦:A(ラ)
- 4弦:D(レ)
- 3弦:G(ソ)
- 2弦:B(シ)
- 1弦(一番細い):E(ミ)
「EADGBE(イー・エー・ディー・ジー・ビー・イー)」と覚えておくと便利です。ギター初心者の方はまず、この6つの音を正しく合わせることを毎回の練習の出発点にしてください。
チューナーなしでチューニングするやり方はありますか?
チューナーなしでチューニングする方法もありますが、初心者の方にはチューナーまたはスマートフォンのアプリを使うのが確実です。耳だけでチューニングする「耳チューニング」は音程感が養われた中級者以上向けの技術なので、最初は道具に頼るのが正解です。
初心者におすすめのチューニング方法は次の3つです。
- クリップチューナー:ヘッドに挟むだけで使える小型のチューナー。アコギ・エレキ・クラシックギターすべてで使える。価格も手ごろで視認性が高い。
- スマートフォンのチューナーアプリ:無料で使えるアプリが多数あり、マイクで音を拾って表示してくれる。手軽さで選ぶならこれ。
- ペダルチューナー(エレキ向け):エレキギターをシールドで接続して使うタイプ。ステージでも使える本格的なアイテム。
天理楽器では、初めての方向けにクリップチューナーの使い方をその場でお教えしています。「アプリとどっちがいいの?」と迷ったときも、お気軽にスタッフにご相談ください。
アコースティックギター・エレキ・クラシックギターでチューニングのやり方は違いますか?
基本の音(EADGBE)は3種類とも共通です。ただし、使うチューナーのモードや弦の感触に違いがあります。
| ギターの種類 | チューナーのモード | チューニングの注意点 |
|---|---|---|
| アコースティックギター | Guitarモード(G) | マイク感知のアプリでもOK。周囲の音に影響されやすい場所は避ける |
| エレキギター | Guitarモード(G) | アンプに繋ぐ前にチューニングを済ませる。ペダルチューナーが便利 |
| クラシックギター | GuitarまたはChromaticモード | ナイロン弦は伸びやすく、弾くたびにチューニングがズレやすい。購入直後は特に注意 |
クラシックギターのナイロン弦は、買ってから2〜3週間ほど弾き続けると弦が安定してきます。最初の数日は何度もズレる場合がありますが、弦が馴染めば落ち着いてくるので安心してください。
初心者が最初に覚えるべきコードは何ですか?
初心者が最初に覚えるべきコードは、C・G・Am・Em・Fの5つです。この5つをマスターするだけで、日本の多くのポップスやフォークソングが弾けるようになります。特にCとGとEmは押さえやすく、初日から「音が出た!」という達成感を得やすいコードです。
コード表の見方がわかりません。どうやって読めばいいですか?
コード表(コードダイアグラム)は、ギターの指板を正面から見た図です。縦線がフレット(金属の仕切り)、横線が弦を表しています。●印が「その場所を指で押さえる位置」を示しています。
- 縦の線:フレット(左から1フレット・2フレット…と続く)
- 横の線:弦(上が6弦=太い弦、下が1弦=細い弦)
- ●(黒丸):その弦のそのフレットを指で押さえる
- ○(白丸):開放弦(押さえずにそのまま鳴らす)
- ×:この弦は鳴らさない
最初はコード表を見ながら一本ずつ確認して押さえる練習で大丈夫です。毎日5〜10分、コード表を見ながら指を置くだけでも、徐々に手が形を覚えてきます。
初心者向けの簡単なコードから始める曲はどう選べばいいですか?
最初はコードが2〜3種類で演奏できる曲を選ぶのがおすすめです。難しい曲に挑戦したい気持ちはよくわかりますが、コードの種類が少ない曲のほうが「弾けた!」という達成感を早く感じられ、続ける意欲につながります。
初心者が最初に挑戦しやすい曲の選び方のポイントをまとめます。
- コードが3〜4種類以内の曲を選ぶ
- テンポがゆっくりめの曲から始める
- 自分が好きで「弾いてみたい」と思える曲を選ぶ(好きな曲は練習が苦になりにくい)
- 「初心者 コード」で検索すると、コード譜が無料で見られるサイトが多数ある
天理楽器 音楽教室では、「弾いてみたい曲がある」というご希望をレッスンに取り入れることができます。好きな曲を目標にすると、上達のスピードも変わってきますよ。
コードがうまく押さえられないときはどうすればいいですか?
最初のうちはコードを押さえても音がきれいに出ないのは、ほぼ全員が経験することです。原因の多くは「指の押さえる位置」と「指の力の入れ方」にあります。少し意識を変えるだけで音の出方が大きく改善することがあります。
コードを押さえると音がビビる・詰まるのはなぜですか?
音がビビる・詰まる主な原因は3つです。
- フレットの直前を押さえられていない:フレット(金属の線)のすぐ左側(ナット側)を押さえるのが基本。フレットから離れるほど音が出にくくなります。
- 指が隣の弦に触れている:指の腹が隣の弦にわずかに当たるだけでも音が詰まります。指を立てるように意識しましょう。
- 押さえる力が足りていない:最初のうちは指先が痛くなりがちですが、少しずつ押さえる練習を続けると指先が慣れてきます。
「何度試しても音がきれいに出ない」というときは、指の置き方に根本的な癖がついてしまっている場合があります。天理楽器のレッスンでは、最初の段階で正しいフォームを確認しながら指導するので、独学で変な癖がつく前に一度体験レッスンを試してみることをおすすめします。
Fコードはどうやって攻略すればいいですか?
Fコードはセーハ(人差し指で全弦を同時に押さえる技術)が必要なため、初心者の最初の大きな壁と言われています。ただし、攻略の手順を踏めば必ず押さえられるようになります。
- ステップ1:まずBmコードで練習する:セーハの感覚をBmコード(2フレット)で練習すると、Fよりやや押さえやすく、セーハの感覚を掴みやすい。
- ステップ2:人差し指の位置を確認する:人差し指はフレットのすぐ左側に置く。指の骨に当たる部分に弦がくるよう少し回転させると押さえやすくなる。
- ステップ3:他の指を加えてみる:人差し指だけで6弦が全部鳴る感触を確認してから、中指・薬指・小指を加える。
- ステップ4:1日5〜10分・毎日少しずつ練習する:一度に長時間頑張るより、毎日短時間続けるほうが指が速く慣れる。
天理楽器のギターレッスンでは、Fコードの押さえ方を個人の手の大きさや力の入り方に合わせてお伝えしています。「独学で何ヶ月やっても音が出ない」という方が、レッスン初回で音の出し方のコツを掴むことも珍しくありません。
ストロークの基本はどうやって練習すればいいですか?
ストロークとは、ピックや指でコードを一気に鳴らす弾き方のことです。最初は「ダウンストローク(上から下に弾く)」だけを練習します。最初からアップ(下から上)を混ぜると混乱しやすいため、まずダウンだけ安定させましょう。
ピックの持ち方と力加減はどうすればいいですか?
ピックは親指と人差し指で軽く挟み、ピックの先端を1〜1.5cmほど出す持ち方が基本です。力を入れすぎると手首が固くなり、音がガチャガチャした硬い音になります。手首をほどよくリラックスさせて、弦をやさしく撫でるようなイメージで振り下ろしてみてください。
- ピックの先端が出る量:1〜1.5cm程度
- 持つ力:「落ちそうで落ちない」くらいの軽さ
- 手首の動き:固定せず、柔らかく振るイメージ
- 弦に当てる角度:弦に対してやや斜め(ピックが垂直だと引っかかりやすい)
ピックの硬さ(厚さ)によっても音と弾き心地が変わります。初心者の方にはMedium(ミディアム)の硬さがバランスよく扱いやすいのでおすすめです。天理楽器ではピックの種類も豊富に取り揃えていますので、気になる方はお気軽に試してみてください。
コードチェンジ(コードの切り替え)がうまくできないときはどうすればいいですか?
コードチェンジが遅い・もたつく場合の原因のほとんどは「次のコードを考えてから指を動かしている」ことです。次のコードを先に頭の中でイメージしながら今のコードを弾く練習をすることで、切り替えがスムーズになっていきます。
コードチェンジをスムーズにする練習法をまとめます。
- まずテンポをゆっくり設定する:速さに合わせようとすると指が追いつかない。最初はゆっくり正確に動かすことを優先する。
- コードの「形」を手に覚えさせる:弦を見ずに指の形を作れるように繰り返し練習する。
- 切り替える2つのコードだけを繰り返す:CとGだけ、AmとEmだけ、というように2コードの往復練習が効果的。
- メトロノームアプリを活用する:一定のリズムに合わせて練習すると、切り替えのタイミング感覚が身につく。
毎日の練習はどのくらいやればいいですか?
初心者のうちは、毎日15〜30分の練習が理想的です。長時間やるよりも、毎日少しずつ触れる習慣のほうが上達につながります。これは天理楽器のレッスンでも、講師が口を揃えて言うことです。
練習が続かない・挫折しそうなときはどうすればいいですか?
挫折しやすい原因は大きく分けて「難しすぎる目標を立てている」「練習の成果が見えにくい」の2つです。この2つを解消するだけで、続ける確率がぐっと上がります。
練習を続けるためのコツをまとめます。
- 「今日は1コードだけ練習する」と小さく決める:毎日できる小さい目標のほうが継続しやすい。
- 弾きたい曲を1つ決めて目標にする:好きな曲が弾けるようになるイメージがモチベーションを支える。
- スマホで演奏を録音して聴き直す:先週と今週を聴き比べると、自分の成長が実感できる。
- 練習する場所・時間を決めておく:夕食後の20分など、「この時間はギターを弾く時間」と決めると習慣になりやすい。
- 難しいと感じたら一段階前に戻る:難しすぎる練習より、できることを丁寧にやることが上達の近道。
天理楽器は創業30年以上、たくさんの生徒さんが「弾けない壁」を乗り越えていく場面を見守ってきました。「一人で練習していたら行き詰まってしまった」というご相談はとても多く、そういった方がレッスンをきっかけに再び楽しめるようになることもよくあります。
独学とレッスンはどちらがいいですか?
どちらにも良い面があります。ただし、最初の3ヶ月だけでもプロに習うと、悪い癖がつく前に正しいフォームが身につき、その後の上達スピードに大きな差が出るというのが現場の実感です。
| 独学 | レッスン | |
|---|---|---|
| コスト | 教本・動画のみ | 月謝が必要(月3回・30分のマンツーマンで月1万円〜が目安) |
| 自分のペース | ◎ 好きな時間に練習できる | ○ 決まった時間に通う(ペースが保ちやすい) |
| フォームの確認 | △ 自分では気づきにくい癖がつきやすい | ◎ その場で直してもらえる |
| 挫折リスク | △ 一人だと行き詰まりやすい | ○ 先生に相談しながら続けられる |
| 目標設定 | △ 自分で決めるのが難しい | ◎ 弾きたい曲・目標に合わせて組み立ててもらえる |
天理楽器 音楽教室のギターレッスンは月3回が基本のペースです。毎週同じ曜日・時間に通うことで「音楽のある暮らしのリズム」が自然に生まれ、練習の習慣も無理なく続けやすくなります。
体験レッスンはどんな内容ですか?
体験レッスンは全体でおよそ30分です。最初の10分ほどで講師と顔合わせ・弾いてみたい曲・現在の状況などをヒアリングし、続く20分ほどで実際のレッスンを体験していただきます。楽器を持っていない方でも、まずは体験だけでも歓迎しています。
「まだギターを買うか迷っている」「どの楽器が自分に合うかわからない」という段階でも、お気軽にご相談ください。楽器の選び方から一緒に考えます。
ギター初心者の練習ロードマップ:最初の3ヶ月でどこまで目指せますか?
目安として、毎日15〜30分の練習を続けた場合の3ヶ月ロードマップをご紹介します。もちろん個人差はありますが、多くの方がこのような流れで成長を感じられます。
- 1〜2週目:チューニングとコードの基礎
- チューニングを毎回できるようにする
- C・G・Em・Amを形として覚える
- ダウンストロークで1〜2コードを鳴らす
- 3〜4週目:コードチェンジの練習
- CとGを往復できるようにする
- 簡単な曲の最初のフレーズを通して弾いてみる
- Fコードへの挑戦を始める(急がなくてOK)
- 2ヶ月目:リズムとコード進行に慣れる
- ダウン+アップのオルタネイトストロークを練習する
- 好きな曲のコード進行を通して弾けるようにする
- メトロノームに合わせて弾く練習を始める
- 3ヶ月目:1曲仕上げる
- 目標の曲を最初から最後まで通して弾ける
- Fコードを使った曲にも挑戦できる
- 「次に弾きたい曲」が自分で選べるようになっている
このロードマップはあくまで目安ですが、「毎日少しずつ触ること」と「わからないことをそのままにしないこと」の2つが上達の一番の近道です。
ギターを始めたいと思ったそのタイミングが、一番の始めどきです。天理楽器 音楽教室では、奈良・京都・大阪の9校舎で体験レッスンを受け付けています。「何から始めればいいかわからない」という方でも、スタッフが一緒に考えますので、よければ一度お気軽にご連絡ください。
よくある質問
- ギター初心者は最初に何から始めればいいですか?
- まずチューニングを覚えることが最初の一歩です。チューニングが合っていないと、どんなに練習しても音が合わないまま進んでしまいます。クリップチューナーかスマートフォンのアプリを用意し、6弦から順にEADGBEの音に合わせる練習を毎回の習慣にしましょう。チューニングができたら、C・G・Emの3コードから始めると最初の曲への近道になります。天理楽器では、チューナーの選び方からコードの覚え方まで、体験レッスンで一緒に確認できます。
- ギターのチューニングはアプリでできますか?
- はい、スマートフォンのチューナーアプリでチューニングできます。マイクを通して弦の音を拾い、針や数字で音の高低を表示するため、初心者の方でも直感的に使えます。ただし周囲の騒音に影響を受けやすいため、静かな場所で使うのがポイントです。クリップチューナーはギターのヘッドに直接取り付けるため騒音に左右されにくく、天理楽器ではアコギ・エレキ・クラシックどちらにも対応できるクリップチューナーを取り扱っています。
- ギター初心者が最初に覚えるコードは何がいいですか?
- C・G・Em・Amの4つが最初に覚えるコードとしておすすめです。この4つはギターの基本コードの中でも比較的押さえやすく、多くのポップスやフォークソングで使われています。特にEmは指2本で押さえられるため、初日から音を出しやすいコードです。天理楽器のギターレッスンでは、生徒さんの「弾いてみたい曲」に合わせて覚えるコードの順番を組み立てることもできます。まず好きな曲を1曲決めて、その曲に必要なコードから覚えていくと練習が続きやすくなります。
- Fコードが押さえられないのですが、どうすればいいですか?
- Fコードが押さえられないのは初心者の方全員がぶつかる壁で、決して特別なことではありません。人差し指1本で全弦を押さえる「セーハ」が必要なため難しく感じますが、フレットの直前に指を置く・指をやや斜めに回転させる・1日5〜10分の短時間練習を毎日続けるの3点を意識するだけで変わってきます。また、Fコードは最初から無理して覚えなくても大丈夫です。天理楽器のレッスンでは、Fを後回しにして弾ける曲から楽しみ、指が慣れたタイミングで挑戦する流れをご提案しています。
- ギターの練習は毎日どのくらいやればいいですか?
- 初心者の方は毎日15〜30分が目安です。週末に3時間まとめてやるより、毎日15分触れる習慣のほうが指と脳が音を覚えやすく、上達が早まります。創業30年以上の天理楽器の現場経験からも、「毎日少しずつ触り続けた方」ほど3ヶ月後の変化が大きいと感じています。夕食後の20分など、決まった時間に弾く習慣をつくると練習が自然に続くようになります。まずは「1コードだけ練習する」という小さい目標からで十分です。
- ギター初心者でも独学で上達できますか?
- 独学でも上達できますが、最初の3ヶ月だけでもプロに習うと悪い癖がつく前に正しいフォームが身につき、その後の伸びが大きく変わります。独学では自分の押さえ方の癖に気づきにくく、「何ヶ月練習してもFコードが鳴らない」という状況になりやすいためです。天理楽器 音楽教室のギターレッスンは月3回・1回30分のマンツーマンで月1万円〜が目安です。「まず1回だけ試してみたい」という方向けに体験レッスンも実施していますので、よければお気軽にお申し込みください。
- ギターのチューニングはどのくらいの頻度でやればいいですか?
- ギターのチューニングは弾くたびに毎回行うのが基本です。弦は気温や湿度の変化・演奏中の張力で少しずつズレるため、前回あっていても次に弾くときにはズレていることがほとんどです。特に奈良の夏は湿度80%を超える日が続くため、湿気による弦の状態変化が大きく、チューニングがズレやすい季節です。クリップチューナーなら30秒ほどで確認できるので、弾く前の「チューニングチェック」を習慣の一部にしてしまうのが一番スムーズです。
- 天理楽器でギターの体験レッスンを受けるにはどうすればいいですか?
- 天理楽器 音楽教室の体験レッスンは、Webサイトまたはお電話でご予約いただけます。体験レッスンは全体でおよそ30分で、最初の10分ほどで講師とのヒアリング・顔合わせ、続く20分ほどで実際のレッスンを体験する流れです。「まだギターを持っていない」「どの楽器を選べばいいかわからない」という段階でも大歓迎です。奈良・京都・大阪に9校舎ありますので、通いやすい校舎をお選びいただけます。まずはお気軽にご連絡ください。


